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市民発声・呼吸法(3/1)                    《共通系》

3月1日(土)市民発声・呼吸法

講座テーマ「伝わることばづくり(テキストを使って)」

[Ⅰ]ストレッチ(沖田講師)
 ・手を温めてから手首をほぐす
 ・口の中のストレッチ。舌を動かす、軟口蓋を開ける。
 ・喉まわりをほぐしてあたためる
 ・首のストレッチ―前後左右に。
 ・手を上に体を伸ばす(足は浮かないように、逆に下へ)
 ・手は前に胴体を後ろに引っ張り合う(肩甲骨を開く)
 ・手を後ろに組んで胸は前へ
 ・腕を肘から頭で組んで左右に倒す
 ・腕を肘から前で組んで左右に
 ・ロールダウン―首の一番上の骨から背骨ひとつひとつが順番に落ちていく感
  じ。体は脱力。完全に落ちたら、膝をゆるめて丹田を中心にゆっくりと前の逆
  で上がっていく。
  手を叩くのを合図に、一気にロールダウン。ちょっと早めに
  ロールアップ。
 ・股関節を開く。壁に向かって足をつけ開いて徐々に体を前にもっていく。

[Ⅱ]文読み「人はなんで生きるか」トルストイ作(磯貝塾長)
(1)声と言葉のウォームアップ
 ・口を両手でふさいで鼻で裏声のようなものを響かせる
 ・下唇を前に出してウーと高い声で
 ・手でほほを押さえ口を縦口にして"オ"を出す
 ・唇をなめたり動かしたりしてほぐして唇を意識し、"マ""パ""バ"
 ・口を開いて歯を合わせたまま無声音で"スー"有声化して"ズー"
 ・なるべく口の前で響かせる意識で"イ""エ""ア""オ""ウ"
   ↳ポジションはまだ正確には教えてないので

(2)テキスト朗読演習
 ・1回目は着席したまま
 ・2回目は立って、対象物をはっきりとさせ、そこへ向かって喋りかける。
   
 ◎見たもの→意識する→考える→意志→外に伝える

 ・考え/喋るの脳は違う。この違いをはっきり自覚し実践すること

 ・「書いてあることを"読む"」と「伝えるために"喋る"」は明らかに異なる。
  後者は認識したことを外に放出すること。

 ・テキスト中の考えている《》のところは、セミョーンが今考えることを話者が
  演じるのではなく、セミョーンの頭の中で興きていることを、声とことばで
  外に表出していること。

 ◎頭の中に描いていること(イメージ)は、あくまで自分を納得させるための
  もので、外にわからせるには力が足りない。
 ◎自分の内観を外に表出する生理を覚えること。息(呼吸)とささえを正確に
  癖付けること。
 ◎つまり自分の頭に入れこまない。何とか外に出す。外に作る。

 <個別読み>
 Aさん:テキストの文に意識をとられすぎ。テキストを確認するのと同時に
    その先に出すという二つを同時にやれるよう訓練する。
    自分も聞き手も長く感じた。体がずっと同じまんまだったから。
    もっと体全体を使う。
 Bさん:動くことで、だた"読む"状態から少し"しゃべり"やすく感じられたようだ。
 Cさん:地を読む声が後半弱くなった。疲れか。外に出そうとする意識は
    あったが。
    テキストと仲良くなっても聴く人たちは寝てしまう。内容を伝えると
    同時に、その人(読み手)の人格が伝わってくるとよい。楽しくなる。

 p.11 「そして靴屋は足を早めた~「~、セミョーン?」」まで
     ここでのセミョーンの心、思い、体の動きすべて実際に体を使って
     やってみる―つまり3行の芸居。
     キーワード=良心がとがめてきた
              ↳自分を責めている
              ↳懺悔(神への)
              ↳照れ など、
               いくつも発見すると心が動く

 ◎書かれた文字を通して、セミョーンの思いをたくさん発見する、発明する。
  ここが面白い。やる人によって違いが出るのもよい。
  →伝える部分がこのように豊かになってくると、うまいと思われるように
  なっていく。

 次回、分割して試演会

◆本日の磯貝語録
 ・考える脳とそのことをしゃべる脳はちがう。
 ・良いコミュニケーションとは、自分が納得するために自分の内に引き込むこと
  でもなく、相手の内面に向かい無理やり押し込めるのでもなく、自分の前に
  置き、双方で共有することだ。

◆本日の感想
 テキストを見ながら読んでいた人が、テキストから眼を離し、外の空間に向かっ
 て発するだけで、聴いている印象がずいぶん変わったのには驚いた。こちらの
 ほうが良いし親切だ。
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