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磯貝語録:音楽編(10/4)

【磯貝語録とは、各講座で磯貝塾長が語った語録です。
それをわかり易い様に、塾長自身が補足をします。】


◆音と音が重なり合うと、別のものが生まれる。
 安定したもの、不安定なもの、それぞれのつらなり、
 それを作りだす面白さが重唱の楽しみである。

◎音の重なりを和音と言う。安定して聴き易い和音(協和音)と、不安定で
心安らがない和音(不協和音)とがある。そもそも1人で歌うのと、何声かで
和音を作ってゆく重唱や合唱とでは、その喜びや満足は全く違う。1人歌い
(独唱)は、譜面さえ守れば、自分の思うままに充分に歌えばよい。人によっ
ては人前で1人で歌うのは、格好良いこととさえ思うようだ。音楽的に多少
ずれていても持ち味として許されたりもする。一方重唱(アンサンブル)、これ
はいささか難しい。音程が合っていないと他音間が不安定になり、相手の
音との間の修正が必要となる。こうして出来た和音は、歌う人にとっては
部分でありながら“新しいひとつ”そのものである、と言う二つの次元の満足
を与えてくれる。重唱は歌うための技術だけでなく、音楽センス、音楽マナー、
音楽観など多くの事を育ててくれる。
大人数での合唱もよいが、少人数の重唱(アンサンブル)は、この味を覚える
と止めれらない。

                  歌発声講座
                  テーマ:「重唱の楽しみ―音の取り方、聴き方」
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