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俳優ことば(6/11)                        《ことば系》

6月11日(水)俳優ことば

講座テーマ「語と文:感覚語と身体表出」

〔1〕感覚語の身体感(反)応と身体表出をとらえ、表現に結びつける。
   ↓     ↓         ↓          ↓ 
  ①知覚   ②         ③      ④情態、うごき、声、ことば、表情

 〈表現への流れ〉 ①→②→③→④

 ◎私達は、文章で書かれた事象を、身体表出できなければならない。
 ◎今までは、体の知覚化-表現化を習ってきた。次のステップは、心の知覚
  化をすること。知覚化=言葉におきかえたものを表出する。 
 ◎感応すると表現になる!! (やり残さないで、やりあげることで。表現として伝
  わる。)そのための回路を作ることが訓練です。
 ◎表出する時は、全身でやること。(頭で制御しすぎない。)
 ◎表現は外側に出すこと!! そのため自己身体を知り、体表から外に放出する。
  (内側にいれたら、伝わらない。これは内向感応)
 ◎他人の身体を触る時も、自分の体を実感しながら触ること。
 ◎自分の特性を生かしたウォーミングアップをつくること。

〔2〕感覚器官の表現のためのウォーミングアップ
 ①足の裏、足の知覚をおろす→足踏み、マッサージ
 ②手首を摩擦したり、背中やお尻をはたく。

〔3〕演習:言われた感覚語のその状態をつくる(テキストより)
 例:「嗅ぎまわる」「聞きにくい」「うるさい」「ほっぺたがおちる」
   「くすぐったい」「目をとじる、目をあける」「よだれがたれる」

 ◎感覚言語をやるのと、同じ言語でも情動言語をやっている時では、表現が
  違う。
 ◎言葉がきちっと分かっていないと表現はできない。
  アバウトにやると、くさい表現になる。不自然。
 ◎日常は、観念的だから、俳優として表現するためには、その日常を皮膚感
  覚でとらえて表出し直すこと。
 ◎原因を探さないで、身体反応で感覚をとらえる。
 ◎表現はまず分かることをバン!!と身体で出すこと。
 ◎頭で分かったことをすぐに身体におとして、表出する。緻密にとらえる感覚
  を日頃から養うこと。
 ◎キチッと受けることで、綿密差が出てくる。
 ◎人間は訓練すれば、微細、繊細ができる!! 生(なま)ってのは、本物を求め
  た時に欲しくなる。
 ◎生(なま)の生命こそ生命!! 生きた命こそ本物、ニセ物は生でない。
 ◎今の状態が〔1〕のどの段階かを認識してみる。瞬間①→②→③を正確に
  行い、その上で、様々な条件付け(例:キャラクター、文脈、状況)による表現
  を行う。
 ◎VASCで求める表現は、ハッタリやコケオドしでなく、かつ単なる雑々とした
  日常の反復でなく、よく訓練され、緻密で、微細で、エネルギーの高い、
  生(ナマ)の生命を、声とことばで表現する事である。

◆本日の磯貝語録
 ・頭よりも身体の方が、賢いんだ(体脳に聞け!)
 ・雑では、芸は育たない。

◆本日の感想
 普段、耳にしたり、口にしている言葉でも、いざ「やれ」と言われるとできないも
 のだと実感しました。先ずは、言葉の正確な意味を知るべきですね。毎日をム
 ダに生きているのではなく、自分の動き、その感覚、それぞれがどの言葉が一
 番合っているか考えてみたいと思いました。面白い!
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