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俳優表現実践(7/10)                      《ことば系》

7月10日(木)俳優表現実践

講座テーマ「試演会(今昔物語を読む)」

[1]ストレッチ

[2]試演会
 「特別やっている人(プロ)」以外こんなにきちんとよんでいるところはないだろう。
 言葉は全部きこえる。声もこもっていない。前へ出ている。
 何が書いてあるか分かる。何がおきているか分かる。
 工夫している。全員あるレベルには達している。
しかし、
 きいている人が「何のためによんでいるの?」と思う。
 題材そのものが観客にやってこない。こっちがうごかされない。
 本と読み手の間では取引きは出来ているようだが、そこから出てこない。
 喜劇か教訓物か悲劇か?「仏教説話」ではあるが、信者ではないから説教的
 にするといやらしい。
 その時代のこの物語のニーズは何で、なぜまだ残っているのか?
 よみ手は「何を伝え、何を印象づけたかったのか」が聞こえない。

<読み手の答>
 ・中盤の比丘のてんまつを伝えたかった。
 ・ばかばかしさを伝えたかった。笑わせたかった。
  自分の頭にないことを考え出す力があると良いですネ
  自分の中の独創的なものをひっぱりだすにはどうしたら良いのか?
 ◎女はあの読み声で「女」か? - オンナの音から個有実態が聞こえない。
  女は女のことを知らない - 男を通して女を知る(一般論は別)
  男は男同士で男を確立して行く(一般論)
  男は女のことをもっとよく考える、知ることが必要。
  本をよんで自分をひろげる、深める。
 ◎本を自分の中にひきいれて自分化する読み方はダメ
  生き死には自分がするのでなく、人がやっているのを見るもの
 ・艶:比丘の色っぽさが出ていない。
  さがしていなくても色っぽさはみつかる。
  普遍的なもの - 水の中・手触り・助ける・いたす等
  品格ある男と女の関係 どちらにもなくてはならない
  強姦でないものにまでもちあげる → 表現の力
  品のある色っぽさを表現する 「性の品格」

 ・皆、比丘への天罰としてよんでいた。同情でない。読みが単純。
 ・優婆崛多の位置:主人公・ひとりで楽しんでいる
                     立派で、見せしめ、改心 → 教訓なのか?
  艶笑小噺 ちくっとする、よくある、やっちゃいけない、しようがない
 ◎優婆崛多の声、語り口が最も重要
 ・本のどこにポイントがあり、どこに宝があるか、どこに重点を置くかをきめる。
  今のよみ方が出発点
 ・今よみながら別のことを考えていること(多層の同時進行)
  表を正確につくり、裏をさがしだす。裏付けをつくる。
  よみながらさがし、みつけることをはじめる。 → 次のことへいく ⇒ 銭をとる
  皮膚感覚のある女の声 スピード感

 ・どういうときにどうするかはおしえることが出来ない。言葉にするとちがうもの
  になる。
  一年後にはみんなライバルになる。
  本物はあまり見せなくなる 稽古で一回きりくらい出せればよい。
  技術があればすぐ盗める。
 ・「作品をどうしていくか」をつくれるか、をはじめる。
  「裏をきかせられる力」をみせる。
  果し合いをしにきたら、いっしょに作ることができる
 ◎はやく自分の範囲外に出ること、その力を持つこと。
  夢のあることをやりたいと思わないか?
  とんでもないものが「ドラマ」
  役者が台本から夢をつくりだす。

◆本日の磯貝語録
 俳優が台本から夢を見付け出し、創り出すのが良い。

◆本日の感想
 自分がやるべきこと、やりたいことが改めて明確になった試演会だった。
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