7月11日(金)話し方診断
講座テーマ『試演会:文章をつくる』
[1]ストレッチング(戸村助手)
1)首、肩、上肢
2)背骨+上肢
3)足指、足裏、足首
4)軽いスクワット
5)股割、ひねり、バンス、重心下ろし
6)丹田支配、全身ダンス
7)骨盤、座骨ダンス
[2]座学(磯貝講師)
話す→声で話す。 声がしっかりと伝わっていますか?
声がしっかりしていれば、無駄な言語が必要なくなる。
…ただし、少し味気なくなってしまう。
発するあなたの身体的満足度は伝わる。
音声というのは感情をこしたもの。
・新しい経済身分が出て来た。その中で交わされる言葉は差別的ことば?
日本はまだ旧体制、その中で使用されることばも未発達。
◎社会人はどうやって話そうかと考える必要がある。
その場限りのものであっても筋道をしっかりとつくっていく。
◎伝えるだけではない⇔アンサーを求める態度をとる。
(発信のみ) 〈双方向性〉 (対話をする)
○対話をするためには、日記をつけることから始めるとよい。
自分の思いや考えを文字化する習慣が付く。
この講座では文章を書くことにした。
[3]「私がことばが喋れなくなったら」をテーマに文章づくり。
各自が書いて来た上のテーマの文を朗読し、皆で意見をのべ合う。
・Aさん:ホモサピエンス(知恵のある人)の人間の核はことばを喋ること。
しかし、喋れなくても人間である。そこをおぎなえる(力)も人間であること。
ボランティアの体験より、バイタリティ、エネルギーを感じた。
手話者より、顔の表現等がすばらしかった。
磯貝講師)しっかりとしたメッセージがあって良かったが、自分を軸に文章をか
いてみては。先生としてではなく社会人として。
・Bさん:伝達手段がなくなるわけではない。手話、全身、他。
ただ声の情報力は大きい。また、使う言葉によってもわかることが多い。
表情を多く使用することになる。(喋れなくなったら)
自分は表情が乏しいので気を付けたい。
・Cさん:自分が思っていることの半分も伝えられなくなってしまうだろう。
思考の飛躍もなくなるだろう。ことばを吟味すると思う。現代ではコンビニの
挨拶くらいしか話さない人もいるという。今、喋れなくなったら、孤独に耐え
られないだろう。
磯貝講師)最後の部分をもっと深く考えて書いて欲しかった。
言語化できないことを言語にするときに頭をつかう。
自分を問い詰めること。つきつめず、散らしてしまってはダメ。
・Dさん:人間としての幅が広がって大きくなれるかも、五感、六感が発達する。
魅力的になれる。みんながことばを失った方が良いのでは。
共通語があるから伝わると思ってしまう。喋れなくても声が出せれば意思は
伝えられる。
磯貝講師)
アンサーが来ることを考えながら文章を書くこと。
・Eさん:他の方法で伝えようとする。手話、ジェスチャーなどで。
手話を使う人をよく見ると、表情を多く使っている。
自分が相手を見て話しているかを考えると、そうでないと思う。
相手を見ず、又、考えずに話していた事に気づいた。
磯貝講師)
みんな今生きていることを根底に書いていてとても健全だが、おもしろみ
がなかった。
◎話すときに大切なこと「ユーモア」※ダジャレじゃない。
話しながら、そこにスーッと流れていることが大事。
◎思った事、感じた事、考えた事々を文章化すると、話すことがうまく整理出
来、伝え易くなる。思いを羅列しても、他人にはうまく伝わっていない。
◆本日の磯貝語録
・話す時に大切なこと:ユーモア
・話しをする事は、必ず聞く人のアンサーを求めていること。(双方向)
◆本日の感想
発話には、発した者の責任が伴う。発して終わりではない。受話者の反応を
キャッチし、発した者もそれに反応する事が必要である。「作文発表」を通し、
様々な反応のぶつかりあいがあった。生の声、生の表情はとても興味深い。
2008/07/11 (Fri) 23:00