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伝わる声とことば(9/27)                     《共通系》

9月27日(土)伝わる声とことば

講座テーマ「スピーチシーンの研究-2 目的、内容、心、声」

(1)ストレッチ(西本助手)
 座って行うパターン

(2)文字言葉と声ことば(磯貝塾長)
 人間は身体活動
      精神活動(考える、思う、感じる)

(3)全体討論「文字言葉と声ことば」(司会 西本助手)
 ・文字化していると概念の中での違いはあるが、実態は同じ。
 ・話しことばの原則は、音が違う。実態は異なる。今はじめて。
   「秋」という文字を書いても一人一人音が違う(感情、意味合い、思い)
      (一人一人そのものの認識が異なる)
             ↓
          文字に身体はない!! その人の感じ方の精神状態が異なる
          声は身体化される

 【質問】声で「秋」と伝える、文字で「秋」と伝える、違いは何か?
  ●文字ことばについて
   ・文字の表現の時は、文脈の前後で秋のイメージを表現している
   ・人間の精神状態を文脈表現する
     ↕      特徴:過去 時間経過 
  ●声ことばについて
   ・ことばは進化する 変化する
   その時どういう状態は声・ことばで表現する
   文字言葉は超えられない しゃべりながら考えている
   
 ◎声ことばは多大な雑物を含んでいる 生である
   ↓
  文字ことばは整理整頓されている →共有できないこともある
             洗練、要約
  声ことばの特徴:NOW(そのとき、その瞬間):今、共時性

  話ことばをメールでやり取りしている。どういうことか?
  ことばの発する原点が言葉を話しながら伝える
    桜がちらちら降りながら'むなしい'という事をその事を伝えられるか?
  話すことが100%伝わるとは思えない 実感を伝える、それを捕らえる、
   文字にならないこと

 (A)話ことば
  私⇔相手
   ↑
  インタラクティブ 文は自由
             (相手を考えて伝える 相手が受けやすく伝える、出す)
 
 (B)文字ことば
  文字→私(一方向、共時性はない。反応は帰せず。自分の中に蓄積する)
      (文字化されたものの中でも共有化はできるが、身体性がないので
       想像的共有になる)

 ◎言葉はどんなに駆使しても、その事やその心を十全に語ることはできない。
  ましてや対話では、聞く人はその人なりの聴き方をするので、真実からのブレ
  は増す。声ことばは、正しさや真実を追究し、具現化しようとすることより、
  その事実や心の持つ文字にできない雑然的生態で成り立っている。それは、
  その場で眼、耳、鼻、肌で感受するもので、知的な理解ではない。全身の体
  感だ。この能力は、人々の人生を本来的に豊かにしてくれるように
  思う。    
     
◆本日の磯貝語録
 声ことばは文字化できない。多大な雑物で成り立っている。それを生きてい 
 るといい、"生"の特徴だ。

◆本日の感想
 声と文字ことばとの関係の深さ、複雑さを思い知りました。
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