FC2ブログ

俳優ことば(5/21)                        《ことば系》

5月21日(水)俳優ことば

講座テーマ「語意と感情②-五感の言葉」

〔1〕磯貝塾長による個人ストレッチ指導

〔2〕言葉と身体認識② ―私をとらえる

 ①「私」と声を出し、その響きを全身で感じながら、自己認識する。
  ※自分で自分のことを実感していく。
 ②「私の手」と言いながら、自分の両手を視認識する。
  ※声に出しながら、音声と脳にやきつける。
 ③「私の腕」と視ながら、次に自分の腕をさわりながら実感する。
  ※さらさら読まない。言わない。喉と口で、語をとらえて読む。
 ④「私の指」と視ながら、触り、実感する。
  ※ハッキリ頭と声で実感する。
 ⑤「私の肘」
   ―の―、助詞の“の”まで身体におろす。
 ⑥「私の肩」
  触ることで実体を感じ、ことばをはく。  
  触れる感覚、触れられる感覚
 ⑦「私の首」と視ながら、触り、実感する。
  ※これからのストレッチで首を意識するものを取り入れていくこと。
 ⑧今までの手、腕、指、肘、肩をすべて体認識して「私」と言う。
  ※視認識から身体の触覚を鍛える。
 ⑨触覚を中心にしながら、「私の胸」と言いながら実感する。
  ※想像ではなく、「自分の身体のここだっ!!」と決めること。
 ⑩「私の心臓」は表現しにくいので「私の心(しん)」と触りながら言う。
 ⑪「私の足」と実感しながら、発する。
  ※実感することで、あらためて生物として人間として、自分の身体認識
   ができる。

〔3〕感覚の演技~五感~テキストからチーム分けして分類しなおす。
 (1)視、嗅、味覚を分析
 ・視覚(Aさん、Bさん組)→引き続き分類する。視る、見る
   目の演技は芝居でも大切な表現となる。
 ・嗅覚(Cさん、Dさん組)→良い・良くない、好き・嫌いなど、使い分けを
   分類する。現代語だけではなく、古典にも多くある。
 ・味覚(Eさん、Fさん組)→引き続き分類する。
   オノマトぺが多いのが、食のことを表わすもの。

 (2)聴覚を考える
 ・聴覚は情報が受けやすい。良い音、悪い音、昔つかわれていた聴覚語
  など、私にとって、それはどう言う音なのかをとらえていく。
 ・「耳鳴り」なんてのは、精神のものと物理的(エレベーターや飛行機など)と
  ある。
 ・オノマトペは全て、自分が感じていることであって、他人がそう感ずるとは限
  らない。
  オノマトペは自分が主語である。
    キラキラ光ってる→私はキラキラ光ってると思うよ。
  今の若い人は、自己と他人との差があいまいである。

 (3)触覚を考える
    器官―皮膚(肌)
        Act-Do → さわる  受動態:さわられる

 ・手のものと手以外(全身と) 自分が触る場合と触られる場合がある。
 ・皮膚感覚で“頭突き”を考えてみると具体的に表現できる。
  (俳優はそういう感覚でとらえていかなければならない)

 ◎生きている瞬間の感覚(心、体)を実として表現すること
             = を芝居という
 (そのストーリーがどうであるか、は戯作の問題。戯曲がまずくても芝居になる)

 ◎俳優はストーリーのことなど、気にしなくていい。
  (虚のセリフを、実にうつしかえ、実存させることから始める)
 ◎上手い俳優は、その役の人生を長く見せる能力がある。

 感覚器官にまつわる言葉の分類項目
 (1)感覚言葉 (2)作業ことば (3)状態(精神、身体)ことば
 (4)器官言葉 (5)動作言葉

 ・単独の場合、いくつかが合併している場合が考えられる。

 次回は“言葉と身体認識③ ー私の下肢”
  五感の言語、聴覚、触覚

◆本日の磯貝語録
 五感は外からのことを取り入れる接触の窓口。そしてそれらをまとめて
 六全体脳=創造となる。

◆本日の感想
 最近、触覚に目覚めはじめているので、とてもおもしろかった。
 今日はやらなかったが、下半身の感覚がまだなので、もっと使い、触って、
 実をつくりたいと思う。
関連記事