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歌・演奏(6/19)                          《音楽系》

6月19日(木)歌・演奏

講座テーマ「立ち稽古」

[1]各自ストレッチ(15分間)

[2]ステージの使い方
☆舞台に立った時の注意
 基本的に上目遣い。目線は正面より少し上。視界の中に床も見えるようには
 するが見てはいけない。

 常にオケピの指揮者が視界に入っていること。又、指揮者にそれが伝わって
 いること

<Lesson>複眼
①真ん中から視線を動かさず(意識は真ん中に置いたまま)視界を広げる。
②複眼を意識しながら前進。正面向いたままbackする。
③客席に顔を向けたまま舞台を斜めに移動する。首を傾げないように。

 ・アジリタとは空間を意識することから始まる。
 ・舞台に立ったら極力瞬きをしない。
 ・舞台上を歩く時、必ず内足から踏み出す。
 ・一歩目踏み出すとき、腕は少し遠慮して控えめに振る。二歩目の時大きく
  振る。⇒客席側の手の振りは小さく、舞台側の手は大きく振られ美しく
  見える。

<Lesson>遠くの一点を指で指す
 体を少し開くようにして、全身を使って指し示す。目や指だけでやらない。

 ・「私の実感と観ている人の実感は違う」のだということをつかむこと

[3]「セヴィリアの理髪師」より
①リンドーロに宛てた手紙―各自が考えてきた手紙の文面を発表
 ・直接的に歌に影響を与えているものではないが、間接的に多大な影響を
  与えている。
 ・与えられた役のような人物が実際にいるな、と実感できるか、又、自分の
  中に似た部分を見つけることができるか。

<Lesson>他の人が書いた手紙をロジーナとして読む
 ・ラブレターは自分の思いを書いたものなので読み終わっても自分の中に残
  るものがあるはず。
 ・この手紙を書き終えて、想いが高まって歌に繋がっていく。

 ・自分の中に起こる感情を他人の言葉で表現するからこそ客観的になれる。
 ・オペラをする時、ひとつは客席のために体の演技が必要。もう一つは、心
  の演技が必要になる。
◎心は動くもの。その心の動きは言葉になって現れ、体に現れる。

②実演練習
 ・自分の設定するキャラクターを様々に変えていけるようにならないとオペラ
  はできない。
 ・書いた手紙の内容が変わればキャラクターも変わる。
 ・自分の中に思いを溜めてはいけない。自分の外側(前側)に作る。
 ・前奏を聞いている間、口を閉じて息を止めてはいけない。すぐ歌いだせる
  ように口はうっすら開けておく。口にも表情を作ること。実際に言葉を吐か
  なくても、口に表情があればそこには言葉があり、それは表現である。
  口の表情=舌の表情
 ・歌いだしが“P”になっているが内向する“P”ではなく外に表出した“P”に
  すること。
 ・体の演技は胴体部分でする。手や指先は心の演技に繋がる。
 ・音のキレの長さが感情の長さ。自分の感情ではなく指揮者の決めた長さに
  感情をあわせていかなければいけない。
 ・間奏部分では次の歌に繋がる芝居をしなければいけない。
 ・音楽を聴きながら起こしていくのは下手な人。先行して起こしていかなけれ
  ばいけない。
 ・3連音符のところにロジーナのシャープさ、機知に富んだところ、頭のよさが
  表現されている。こういうところをなんとなくやらない。
 ・「Io sono docile」のあとに入る伴奏の16分音符は何を意味しているか
 ・伴奏の音楽がどんどん変化している⇒ロジーナの心も変化している。
  音楽の動きと心の動きを一致させていく。
 ・16分音符が続く伴奏のあたりからだんだんロジーナが本性をあらわして自
  信を出していく。“自分のこの考えで上手くいく”という自信。

 ・動く時に内容の伴った動きをすること。なんとなくうごかない。
  止まる、と決めたら内容を持って止まる。
  浮いてしまうと上半身だけでやろうとするので足が動かなくなってしまう。

◆本日の磯貝語録
 自分のものは客観的に、他人のものは主観的にできるようになりたい。
 オペラをする時は気が利きすぎないこと。音楽が指示してくれる、やってく
 れる。

◆本日の感想
 “舞台上の歩きは内足から”が茶の湯と同じだというのが面白いと思った。
 宿題でロジーナの手紙を気を入れて作ってきた。なのに、他の人の書いた
 手紙の方が読みやすかったのは意外だった。
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