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俳優ことば(1/14)                        《ことば系》

1月14日(水)俳優ことば

講座テーマ「 セリフの技術―Ⅱ 人間像の実態を知る」

〔1〕ピアノを使って、‘人間の心のストレッチ’をする。
 ①唇を使いながらも、胴を響かせる。(寸胴の中に心を置く)
 ・今までの自分の口や唇の使い方では、他人に伝わる、他人に分からせる音
  は出ない。自分ではないものをやるのが俳優。

 ②ル、ル、ルと言いながら、1オクターブずつ上げていき、下げていく。
 ・音を流し、心を流す! 流さないと心は止まり、聞いている人には、説明にな
  ってしまう。息を出していくこと。
 ・俳優に与えられるのは、言語化した言葉(止められた言葉)。それを生きた
  ものにするために、流れる心をとらえる。

〔2〕テキスト「かもめ」演習
  宿題:チェーホフについて調べる(河上さん)
  宿題:かもめについて調べる(木村さん)

 ・今を知るために、過去を知ることが大切!!
 ・自分が歴史に乗っかっている。そして、これから未来に向かう。これを生き
  ているという。これから、おきることをみとめている。
 ・心は続いている、受け継がれていると心が感じないと、利己的になってし
  まう。
 ・過去や未来が分かるのは、心があるから。
 ・人間の心は、人類の心。人は各々生命、身体と気質等は同じで、機能性
  が違うだけ。共通の心がある。

(1)p.163を読んでいく。
 ・喜劇(ファルス) 今の日本で考える喜劇ではない。それから劇の中に出てく
  る言葉遊びでもない。ここの喜劇は、ウラ(裏)をかくもの。ゲラゲラ笑うのは、
  コミックである。
 ・演劇は暴いてはいけないものを書いている場合がある。
 ・「素っ気ない気分」チェーホフは、あまり執着心がないタイプ
 ・チェーホフは半分ぐらい、あて書きをしている。
 ・ロシア人独自の細かい心がある。繊細な心は、ダイナミックである。それは、
  言葉(ロシア語)が、そうさせている。
 ・ロシア人の心を、チェーホフは書いている。しかし、今の私達の心で読んで
  は、わからない。声を出してみなくては分からない。
 ・昔から繋がっていることを、ヨーロッパ人は信じている。
 ・前書きや後書きには、演ずるためのヒントがつまっている。
 ・かもめは、チェーホフの心を通って出来ているのだから、チェーホフの心、
  そして、役の心を見つけることができれば、演じやすくなる。
 ・自分にならないための、台本の読み方を見つけること。
  台本にのまれてしまうと、演じることができない。 

◆本日の磯貝語録
 演劇の存在理由は、把握できない心を実態(生きたもの)にするため!!
 本を読むとは、心をつくること(演じるための) 

◆本日の感想
 身体を寸胴にして声を出し、身体に一本筋をつくり、息やエネルギーの流れ
 をつくり出せると面白いことになるだろうと感じました。
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