1月7日(水)俳優ことば
講座テーマ「 セリフの技法 Ⅱ」
〔1〕歩く… 自分を調整するため、歩くことで自分をとらえる。
①両手を上にあげて歩く。
②両手を胸の前で伸ばして、空気を押すように歩く。
(右手だけ、左手だけと交互にする)
〔2〕9月~12月までの講義の振り返りをしてみる。
今期は具体的にしていく。
俳優は、自分が自分でないものをやる。与えられた、人間じゃないかもしれな
いものをその場で作りあげる。その為に、「自分と他人との違いを明確にする」
訳の分からないものをどう言う風にしようかと考えること。
書きこまれたことを表わすのが、キャラクター。その概略(要)をどう解釈するか、
そして解釈した事を、全く逆にとらえてみること。
人間には不確定要素がある。それを発見できるかどうか。
それには「心」が必要!!そして心を分かるために“実”がより分からないといけ
ない。
書かれている事に対する「これ本当にそうなの?」と常に考えないで、書か
れていることをうのみにしていると、その事を生きた、生(なま)のものにするこ
とができない。
必ず、違いを発見すること。
※次回宿題 「自分と○○の違い」
①概要(念)の違いを見つけてみる(生理的、社会的、そして心まで)
◆本日の磯貝語録
・人には、知力と心力、体力、感力がある。
・言葉(文字も)は、そのままではなく、“解釈”することが必要である。
◆本日の感想
心は確かにある、が考えると分からない。色々な表わし方、見つけ方がある
が、実態はやはりつかみにくい。でも心をつかめないとダメなのは分かる。
2009/01/07 (Wed) 23:00