12月2日(火)俳優発声
講座テーマ「演習」
[1] 体づくり(戸村助手))
・上半身、下半身を分ける、ゆるめる
・体に任せる、力を流す
・四股踏み
[2] 座学、演習(磯貝塾長)
「母音調音チェックシート(Ver.2)」について
確認する項目についての説明
テキストを使用して各自練習(磯貝塾長が回りながら個別にチェック)
※まずは「イ、エ、ア、オ、ウ」の調音をしっかりとする
Aさん:呼吸、発声(腹、胸声)について具体的に塾長の体を使い指導
・「イ」段を一人ずつ読む。聞き手は意見、感想を述べる
日本人は人から言われることを好まない。「ダメ」だと言われている
ように感じてしまう。人から言われなければ、本人は夢中でやっている
のでわからない。
「イ」段 個人発表と講評
・良い音とは、適度な力を使って出すもの
・少し広がったがあまり気にすることはない。生命力をつけること。
・分かるようになった。ことばっぽくなってきた。やっていくうちになんとか
なるもの。
「エ」を各自で練習
・もっとシャープに。口の中でその音を鳴らすこと。
・オトガイの支えが少し足りない。暗く感じる。
・広い。広いと子供っぽくなる。
「ア」を各自で(しっかりと聞きながら)
・舌先でやっていたのでもっと深く。
・呼吸法、腹の支え、喉を鳴らすこと。
・一番良かった。今のは評価できる。
・得意とする音と良いポジションの音が一致しているとは限らない。また
その音を好むかは別。
「オ」
・エネルギーは良い。もう少し奥、もっとしぼること。
・エネルギーが奥から押し出せていない。
・気負っている。はじめに余分な事をしている。
・キリッとなったときは良い。もう少しすがすがしく、少し暗い。
笛の張りがなくなった。
・笛を鎖骨に近づけ響かせること。
・「オ」は良くなったが、まだ笛が「オ」になっていない。
◆本日の磯貝語録
自分が好みとする音(響き)と、ポジションの良質の鳴りが一致しているとは
限らない。(入門の人は、ほとんどずれている。それを修正して良くなってい
く)
◆本日の感想
ここまで詳細に、しかも個別に発声法や調音法(今日は母音)を見ていただけ
る講座は、創造塾以外にないなと思いました。これからもお世話になってグレー
ドの高いものを身につけようと思っています。
2008/12/02 (Tue) 23:00