講座テーマ「三善晃歌曲を歌う②」
[1]各自ストレッチ(約10分間)
[2]発声練習(磯貝塾長)
①ハミング…力を抜いて、全部を空気の振動だけにする。息はどんどん吐く。
・眠そうな顔。鼻から出す。目頭から眉毛のあたりを響かせる。
・自分の生活音声(強弱・高低等)を一定に保ってしまうと歌い手としては
とても損。
・鳴っているだけではなく響かせなければだめ。響かせるのが音楽性、テク
ニック。声を出そうとしすぎている。
・おでこに向って息を吸う(鼻から)。吐く時ははその逆。
音が高くなってきた時に緊張が高くなりすぎるとうまくハミングできない。
*毎日やるくせをつけること
[3]歌唱練習
①「水」…a)ヴォーカリーゼで練習(「mi」で)
のどを動かさない。一定の響きを保つ。崩さないように気をつける。
・音楽を捉える位置を一定のラインで保つことが大切(フレーズピッチ)音の
up・downを一定のラインで捉えるのではない。音楽を捉える自分のポジ
ションを崩さない。
・口やのどで「mi」を作るのではなく「mi」という響きの中で音程を捉える。
音符上、休符があると本当に休んで響きを解除してしまうがそれはNG。
休符は跳躍と思うこと。休符で休まず、次の響きの用意をする。
・鼻の中、鼻の真ん中の壁(鼻中隔骨)が鳴っていること。
b)言葉をつけて練習
音の軸、感情の軸、リズムの軸、各々の軸をとらえること。音楽のラインを
作る。
「mi」で歌った時のピッチを崩さないように、歌詞をあてはめていく。
<歌詞を読んでみる>
◎助詞を抜いて読むと歌詞の内容がなんとなくわかりやすくなる。
・歌う時、助詞の部分に意味を持たせないようにする。
②「光」
・おでこが響くようにノドを鳴らす。鼻から出す。
・「f」の音(その日によってとり方が変わる、微妙な音)
下の領域でとると口の実感が強くなり落としすぎる危険性がある。
◎歌詞の意味をとらえようとするのではなく、言葉の情感を感覚でとらえる。
助詞の伸びるところで感情移入しない。音楽が止まって、歌のピッチが
崩れる。
重要 「f」の音。F(-1)、F(1)、F(+2)でハミングのup・downの練習をする。
「f」ができたら次は「A」 オープンコードでとれるようにすること。
◆本日の磯貝語録
響かせるのが音楽性。歌をやろうとしたら、何がなんでも鼻と喉。
口音は充実感あるかもしれないが響きは遠くに届かない。
◆本日の感想
歌を歌うには何よりも"鼻"が重要だ。しかし鼻は大きくなかなか分かりにくい。
ハミング=鼻、鼻と額、鼻を使って前頭発声…。こめかみより前で中央部の
鼻を使う。今日は今まで以上に鼻の重要性を感じました。
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