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表現の声とことば(4/12)                     《ことば系》

4月12日(日)表現の声とことば  

講座テーマ「ヴォーカルアクチュアルプレイ① オノマトペー概論」

〔Ⅰ〕ヴォーカルアクチュアルプレイ

・声言葉  音声性  一般的には言語性を優先するが、俳優としては音声性を
 優先させていく
      言語性

 ◎芸・・・これから生まれる人たちに通じる声をやるもの

・言語音声と非言語音声がある
 ・オノマトペ・・・非言語音声の記号。音や状態で言語化できない。固有感覚
          の語。
          (マンガなどのオノマトペーは文字で作られたもの。音声として
           は人工音)
◎可能な音声表現を幅広く創造し、人の可能性を広げる

  ・自然音⇔純音(人工音・合成音)
    自然音から要素を抜き出すと純音になるが、その逆はできない。

◎音声言語・感性言語のオノマトペーは、誰が聞いても感覚を共有できる。

<課題>参加者は6月中に日本に存在する「かけ声」「囃子言葉」の
      サンプル採取をして(ジャンルは問わない)提出する

〔Ⅱ〕オノマトペーとは(資料-1,2)
<資料>1による

 [1]オノマトペー (1)擬音語→耳で聴こえた音や声 
           (2)擬態語→耳以外の感覚の働き、状態を知覚した時の語
                    情動、感覚(視覚・触覚が多い)
 [2]オノマトペーの特徴
  ・人の感性の言葉である

 ・感性とは:理性・知性・感性・心性・体性

 ・思考の次元論理過程

     1次元           2次元       3次元
     自明化          対比する     色々な角度から
     1つの思考       対立・客観    思考する。思考軸
    点:仮説としての私    (平面化)     (立体化)

 ・2次元的思考・・・2つの対比することを傍観して考える、加算思考。
            平面的な二項対立。
            人間にとってはわかりやすいが、非現実的。
  ◎オノマトペーは身体言語。文字言語は知覚言語。

 [3]オノマトペーの構造
 ・オノマトペーの機能を明確にして、なるべく正確な構造分析を行なう必要が
  ある。
 ・擬音、擬態の複次性。感覚器反応の複次性
  語音特性、リズム性、共有感覚、共有身体動など、様々な要因を抽出し、
  分析する。
 ・単に感覚的、興味的にあつかわず、空間や身体や運動などの実態と関係づ
  け、その後精神次元と結びつける。

 [4]磯貝メソッドオノマトペーテキスト
   ①ア行サンプルをやってみる。

  ※5月は①ア行・カ行の実演と分析
       ②日本の和歌         を行なう

◆本日の磯貝語録
 21世紀の日本語はオノマトペーの理論化と、表現ジャンルの拡大により、
 今迄の日本語を越えたものになれる。
 ・芸は、これから生まれてくる人たちに通じるものをやるもの。

◆本日の感想
 日本人は日本語(意味語)とオノマトペー(感性語)の2つを持った豊かな国だ
 と思った。オノマトペーの生成される背景と意味語との関係やこれからの日本
 語について「次元思考」も論理的に聞いたが、大変むずかしかった。
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