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発声&話し方(5/9)                      《社会人系》

5月9日(土)発声&話し方

講座テーマ「コミュニケーションと発声訓練」

(1)ストレッチ(佐藤助手)
①まっすぐに立った状態で、腕を伸ばして手を組む。
 a)上へ伸ばす。
 b)前へ倒す。
 c)後ろに手を組みなおして、後ろへ伸ばす。

②胸に両手のひらを当てて、顎を上(天井)に向けて胸を反らす。

③首を回す。頭骨と首の骨の所をまわす。顎は脱力。

④頭の後ろの部分に手のひらを乗せて、
 a)頭の重みで、首を前へ倒す。
 b)そのまま顔を左へ向ける。右も同様に。
 c)右手を、左の耳にあてて、そのまま右へ倒す。

⑤肩をまわす。そこからロールダウン。ロールアップ。

⑥股割り。

⑦座って、足の裏を合わせて、膝を手で押して、股関節を開く。
   ↓
 仙骨を立てて、前へ倒れる。

⑨開脚
 a)太もも(内もも)の辺りを、叩いてマッサージする。
 b)右足・左足、それぞれを、丸太のようにゴロゴロと手で転がす(股関節を意識
  する)。
 c)肘を床へつけて、反対の手は(上方向へ)伸ばす。
  肘は床につけるようにするが、つかなければ、できるところまで
 d)右足の方向へ上体を倒す。左足も同様に。
 e)開脚状態で、上体を前へ倒す。

⑩長座で座り、手で足の指を掴む。
 仙骨を立てて、斜め上方向(45度くらい)へ伸ばす。
 ◎仙骨を立てるのが難しい場合は、開脚をして、両手を後ろへついて、
 腰を反らせて、仙骨を立てる。

⑪立った状態から足を前後に開き、前の膝を折る(股関節を伸ばす)。
 足を変えて、同様に。

⑫四つん這いになって、そのまま上体を前へ持っていく(猫のポーズ)。

⑬四つん這いの状態から足を伸ばして上体を反らす。

⑭四つん這いの状態から、左肩を床について、右足を伸ばす。
 右肩も同様に(肩入れ)。

Aさん・・・少し首が前に出る姿勢。股関節が硬い。肩こり。
Aさんのためのストレッチ
 ・壁を背にして、頭・首・お尻をつけ、膝の裏側も床につけるように長座する。
 ・まっすぐ前を見る。
 ・疲れたら抜く。その時は、すべて抜く。そしてまた伸ばす。
 ・その伸ばした状態で鼻から息をする。
 だんだん不完全呼吸になって、つらくなるので、そうしたら抜く。

(2)コミュニケーションと発声訓練について(講義・磯貝塾長)
 ①現代社会とコミュニケーション
 a)現代の日本社会・・・(社会人の)ヴォーカルトレーニングをする専門の人が、
 日本には、ほとんどいない。しかしながら、近年、声を使う職業が増えた。
 そして、その職業が、マスとのコミュニケーションをするようになった。
               ↓
 似たような人に同じようなものを提供するのではなく、相手によって変化する
 脳と技を持つ必要がある。

b)コミュニケーション史
 ・高度経済成長からバブル期までの、お金がまわり、お金をどのように使うかに
 ついて考えていたころは、自己主張が主流であった
 ところが、バブルが弾けると、外から物事を入れていかないと成立し難くなり、
 "来たもの"と正確にコミュニケートしていかなければならなくなった。サービスも
 変わった。サーヴィス化が進んだ。

・お金がなくなり、エネルギーが低下してくると、自分を守ることが始まった。
 バブリーなころは、自分を発しているだけでも成立していた。
 ところが、人種が違う人がたくさんいるアメリカでは、うまくコミュニケートする必
 然が高まり、その方法も、多様化されて来た。
 そこから、社会的コミュニケーションという概念、言葉ができた。
 しかし、それでも、まだまとまらない。

・1900年代では、コミュニケーションという言葉は、宗教的な意味で使われて
 いた。社会的コミュニケーションが出てきたのは、比較的、最近のことである。

c)日本における社会コミュニケーションのとり方とは?
 人種の差こそないが、バブル後、社会コミュニケーションが重要となってきた。
 社会コミュニケーションをするために、まず、しなかればならないこと
 →相手のことを聴くという姿勢をとる。すると、自分のことを聴かれる。
       ↑
<コミュニケーションの原則>
 ・自分が話すときは、まず「自分は聴きますよ」という態度をとる。
  それが、相手に伝わると、自分が話すときに聴く態度をとってもらえる。

②コミュニケーションをするときに重要なこと。
 ・沢山の言葉の羅列や、長い説明文よりも、声ある短い言語の方が、
  相当の意味がある。有効である。

 ・「あのですね・・・、」は、書けば一緒だが、声の変化で多様な意味を持って
  いる。
 (中国語は、同じ言葉でも、発音の違いで意味が変わる。)
  日本語は、そこまで意味を持たせることはしないが、音は情報として多くの
  ものを持っている。→音の違いに敏感になれ

 ◎音は重大な情報であるということを意識する。
 ・聴くときには、音を聴く。日本人は、音を意識して聴いていない。

 ・通じないのはどうしてか?
  →日本人は、情報+私の納得があって、初めて納得する。
 客観的な情報の受渡はしていない。
  →客観的な情報の受渡のために、声・音が必要となる。

③発声訓練をすることについて
a)発声訓練の目的
 (1)自分の問題・・・生理的なことや、美的欲求など。
 ◎私個人の問題としては、何を欲しているのかを絞り込むのも発声訓練。
 cf.美的欲求、声嗄れをなくす、声を出し疲れない。

(2)対人の社会的問題
 ◎ここでは、相手がこちらに向かってくるところからスタートとなる。
 私がどう発するかではなくて、相手にどんなふうにレスポンスできるか。

(3)芸能表現の問題
 ◎こちらは、私が発することの問題。(2)とは逆である。

b)発声訓練をした(声が良くなった)ことに関して、社会的、個人的な生活上で
 の影響はあるか?
 →悪い影響もある(えばって聞こえるetc.)しかし、良い影響が圧倒的に
  多い。(受講生の感想)

(3)まとめ
a)社会生活をする上では、相手を受ける・聴くということをまずしてから、
 相手に投げかけなくてはいけない。

b)相手の音を聴くことは、生理的にノドで聴いている
 これがうまくできていないと、うまく発することができない。

c)音声(発声)訓練は、言語をつくるための絶対的な要素。

d)私の声の問題は、社会の問題。どちらの問題なのかを分けること。
 声と言葉も一緒で、言葉が言葉たる所以、それを繋いでいるところは「声」で
 ある。
   ↓
 ◎そして「声」の根本にあるのは響きである。響きをつくれる。それこそが[声」
 である。

◆本日の磯貝語録
 私を一度スキャンする。それからどうしていくかを考える。それが未来のコミュニ
 ケーションである。

◆本日の感想
 私は体が硬いので、ストレッチがキツかったです。
 声には響きがあり、その響きは自分で作り出すことが出来るということを学びま
 した。
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