講座テーマ「子音2-上顎音調音」
[1]身体ストレッチ(館林講師)
①・両足裏でしっかりと立つ。
・鼻と口を口腔内で繋げる。
②手首、ヒジ、ウデを使って。背面を意識する。
③肩→胸骨→鳩尾→丹田→仙骨→骨盤の順に回す。
④脱力する。→右足を持つ。→左足を持つ。→両足を持つ。
⑤足の内側に水の入ったタライをイメージ。タライの水をゆっくりと回す。
→手を使ってヒザを開く。→前に倒れる。→ヒザを開く。→開脚。
⑥9名で両手をつなぎ、輪を作る。全員でウデを引っ張り合う。
[2]上顎子音調音(テキストP30)
①N,L,D,T,②K,G,Y
(1)破裂音、接近音
①舌の先端と上顎間破裂
②中舌の左右側で歯をおさえて、上顎に舌面を接近させ、各点を破裂さ
せる。
◎言語指導をする場合の地方語の問題問題点を理解する。標準語は、政府
の押し付けた言語であるため、嫌われることがある。その問題意識を生徒に
持たせておくことは重要。
地方語が流通言語でないことを説明する必要がある。
・共通子音音の獲得目的と必要性を理解させること。
母音:意味、情動。
子音:意味の詳細、言葉の明瞭性。
(1)舌のコントロールと調音
・子音調音がうまくいかない一つの原因。
◎母音を舌面全部を使って発音すると、子音を作りにくい。
(学校母音)平舌面で下顎骨に付着したままの調音は、共鳴率の低い調音と
なり、話者の意味実感も低い。
・いい声と良い言葉には強い相関性がある。
・発語法のポイント
・舌を細くする。
・子音の位置に舌を当てる。
・フエを降ろしておく。
・鼻を開ける。・オトガイを支えに使う。
(2)舌面と上顎とのハヂキ運動
・子音調音のための呼び運動。
(3)テキスト調音
①Nu,Lu,Du,Tu,Ku,Gu,Yu
Aさん:高い音調の発声で練習しましょう。
Bさん:奥を意識したので、良い声が出ました。
Cさん:口の中を鳴らすこと。外に息を吐かない。
②Ne,Le,De,Te,Ke,Ge,Ye
・子音を作ると、ウの響きを作りやすい。
・母音は、歯の内側でひびきを作る。歯の外側に吐き出したり響かせたりす
ると不利。
③Ni,Li,Di,Ti,Ki,Gi,I
④Na,La,Da,Ta,Ka,Ga,Ya
⑤No,Lo,Do,To,Ko,Go,Yoを発音する。
注、1)下顎を不要にうごかさない。
2)舌は常に細さを保つ。
3)オトガイのささえをしっかりとする。
4)舌小帯を鳴らす。
◆本日の磯貝語録
音声や言語がちょっと良いというのは、すばらしい事です。
◆本日の感想
子音の発語法が体系的にまとまっていて、わかりやすい講座でした。
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