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セリフの技法(5/14)                      《ことば系》

5月14日(木)セリフの技法

講座テーマ「セリフの身体③ 『気』とセリフ」

〔1〕予備体操(塾長)
 (1)手(手掌、手甲、手首)を丁寧にこする。覚醒運動
   手首、腕、肩、胸、胴を手掌で、丁寧にマッサージ
 (2)丹田呼吸(肩幅に開いて立つ)
 (3)骨盤を回す。(イ)両脚で回す。(ロ)骨盤主体に回す。
 (4)手掌の中心と丹田を結ぶ。(肩幅立位、丹田出し入れ、鼻呼吸)
   同時に手から気の出入れする。(両手)
   ・気が読め、気の出し入れができると、俳優として有利。
    自分の気持ち、人の間の気をコントロールできるから。

〔2〕気のエキササイズ(二人一組)
 (1)片手ずつ、右手同士、または、左手同士。手掌を20cm位離し、向き合わ
   せる。
   一人だけが、気の出し入れを行い、相手はそれを受け従う。
   ・丹田がなくならないように。しっかり鼻呼吸で。
   ◎セリフの中に、気の交流が起こることが必要
    相手役の気を動かす。客席の気を動かせることが大事。
 (2)足裏について
   気のためには、足裏が赤い方がよい。
   足裏をよく、手の平でマッサージをすること。
   毎日、少しずつする方が良い。
 (3)手掌で気をつかみ、練る。
   胸の前で、手の平を使い空間を作る。(丸い球)
   手の空間に気を満たし、練る(気を吐く、気を吸う)
   空間の中心に向かい、圧力を加える。ゆるめて少しはなす。
 (4)副交感神経を起こす。
   体中を手の平でマッサージする。
 (5)再び、気を練る。

  相性の1/3は、気の問題らしい。
  気を整えるには、呼吸法が有効。
  気の交流、呼吸の交流、体の交流のある芝居が新しい芝居なのではないか。
  ≪言葉は気の世界です。≫

〔3〕気とセリフのエキササイズ
 (1)「そこに卵が一つあります。」
  ・自分の1m前に、卵が一つあるとして、セリフをしゃべる。
   手と気を使って、セリフをしゃべること。
  ・種々、気を替えてみる。(気が変るから、感情が変わる。)

〔4〕演習「ウインザーの陽気な女房たち」から
テキスト範囲 Dさんp.128、Mさんp.77、Aさんp.44、Kさんp.138、Jさんp.68、
         Iさんp.24他
  ・このテキストを、今日やった気を利用して、練習する。

〈講評及び本人感想〉
Aさん:ちょっと力んでいる。少し動いた方がよい。首と目の奥が閉まっていた。
Bさん:気のラインをつかまえること。今までの芝居よりよい。
Cさん:言い終わった後も、気の通路を閉めてはいけない。
Dさん:丹田が無かった。口と手の平だけでやっている。
Eさん:時間や気が止まっていた。
Fさん:手を使ってのセリフではなかったのでは。(Fさん)
    気の出入りが無いセリフでした。
Gさん:丹田が硬くなっている。手で、言葉の気を感じる。
Hさん:手からの気がはっきりしていない。口から先行している。
Iさん:気をちゃんとわかるようにした方がいい。
Jさん:気が良くわからなかった。(Jさん)
    役の気を理解すること。
Kさん:言い終わった後に、しまっている。
Lさん:力が入りますね。芝居は、力を抜いた方がよい。

◆本日の磯貝語録
 ≪言葉は気の世界である≫
 セリフの中に、言葉、意志等の元である“気”をつかみ、そのエネルギーをたよ
 りに交流する。

◆本日の感想
 気のコントロールが演じる事に密接につながる事がよくわかりました。セリフと
 気の関係をつなくことで、体の余分な力が抜けることもわかりました。
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