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歌クラシック発声(7/16)                       《音楽系》

7月16日(木)歌クラシック発声

講座テーマ「試唱会」

[1]各自ストレッチ、声出し(約15分間)

[2]リハーサル(全員で全曲通し歌唱)

[3]本番(課題曲:ソプラノとピアノのための"超える影に"「水」「光」「海」「山」)
 ①Aさん
 ②Bさん
 ③Cさん
 ④Dさん
 ⑤Eさん
 ⑥Fさん

[4]講評
 ①「水」音程のポジションは良くなった。各フレーズをぶつ切りにしない。「光」
  良い世界を持っている。もっと"光"が聴こえると良い。時々音がザラザラして
  いる。「海」正確に歌っているが、何を歌おうとしているのか伝わらない。「山」
  もっと全体自然体になりたい。

 ②「水」もっとディナーミックを強調したい。言葉の自分の情緒感で歌わなくなる
  とよい。「光」音程がもう少しpianoとマッチするとよい。「海」音と言葉のイメー
  ジをもっと強烈に持ちたい。高音部子音とんでる。「山」母音をもっとうまくつな
  げ、各々の言葉を浮き上がらせたい。

 ③「水」言葉が物事の説明に終わらないようにしたい。自分の中に興ってくるこ
  とを伝える。「光」出だしの音が全体暗い。語をなぞって歌わない。もっと有機
  的な世界。「海」フレーズの終わりが全体尻すぼみ。「山」もっと雄大だといい。
  それと人間の関係が聴きたい。

 ④「水」母音の"ア"を研究すること。無意味なアの響きが多い。たてに一本スジ
  が通るとよい。「光」詩を頭の中に戻してはダメ。もっと白日のもとに引き出して
  主張すること。「海」やはり"ア"が問題。もっと頭骨に響いた音にしたい。「山」
  息のポジションがもっと高いと良い。

 ⑤「水」よく語っている。必要な音はおさえている。ただ全体的に響き位置が
  低い。「光」前に訴えること。心も音も外に放してやる。「海」何を歌いたいの
  か、音楽が聴こえてこない。もっと身体的に訴えたい。「山」4曲中一番良い。

 ⑥「水」もっと身体で歌うこと。自分の内側に入れすぎる傾向が多い。「光」中
  間音をもっと安定させたい。長音はもっと息でキープすること。「海」テンポが
  3曲とも同じ。「山」各前奏でイメージをはっきりと変えること。外を鳴らしてい
  るときは良い。内向すると音が悪くなる。

[5]感想(受講生)
 ・音とり大変だった。・この曲素敵かも…というところで終わってしまった。・なる
  べく余計なことをしないようにと取り組んだが消化しきれなかった。etc.

[6]総括(磯貝塾長)
 ・普段の慣れた情感、言葉、音とはまったく違うもの。皆の世界を広げたかった。
  ⇒今を維持するために何が必要かを考えた=音楽とことばの感性を広げ、豊
  かにすること。
 ・息の問題-背中の支え、ポジション保持、ピンと張っていないと歌えない曲。
 ・抽象的言葉の中に何かを見つけ出す能力が大切。抽象的な詩をたくさん読
  むこと。
 ・それぞれの曲の違いが出せていなかった。世界の違いを明確に出すこと。
  ←発声で変える。
 ・歌っていながらピアノに触発されることがない。。もっとピアノと誘発し合うこと。
 ・日本語にひきづられて自分の中に起こったことを自分の内側に入れ込まな
  い。外に出す。
 ・口の形がいいかげんになっている。日常の喋りと同じ口ではダメ。子音のポジ
  ションもっと丁寧に。

◆本日の磯貝語録
 抽象的な言葉(詩の場合も)の中から具体的なものを見付け出す、読み取る
 力が必要。

◆本日の感想
 試演会では三善晃4曲を全員歌いました。今回は暗譜ではなく全員譜面を前
 に演奏しました。時々刻々変化する音楽を譜面上同時に解釈し直して演奏を
 変えて行くことが大変に難しかったです。
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