FC2ブログ

セリフの技法(9/24)                 《ことば系》

9月24日(木)セリフの技法

講座テーマ「鑑賞作品報告合評会」

(1)ストレッチ
 横隔膜の上下 同じこと(型)を繰り返せる身体作り
 呼吸の型

 「かえる」→回復運動

(2)鑑賞作品報告合評会
 (1)9/13 国立能楽堂  報告者:Aさん、Bさん
  ・狂言(大蔵流)、能楽(観世流)、約束事があるおもしろさ
   点と点→空間を感じる→音を立体的に捉える試みをした。
   能はあまり楽しめなかった。
  ・裏方の部分が楽しめた。
 ・能と狂言がセットであることについて(寄席の落語と色物と比較)。
  剛と柔、音楽(オペラ)のありなし、「聞くもの」と「見るもの」
 ・能、説明なし、別次元のドラマトゥルギー、作品数の多さ
  能楽であり、音楽の一種である(演劇要素の強い)。

 (2)文楽 テンペスト「天変斯止嵐后晴」
  報告者:Cさん、Dさん、Eさん、Fさん、Gさん、Hさん
 ・「文楽でシェイクスピア」をすることについての各自感想
  「サテ」の声:文章とは違う何かをあらわしている。
 ・接頭、接尾辞をきくと意味だけでなく状態がわかる。
 ・蜷川シェイクスピアとの類似点 「十二夜」翻案か名前だけ変えるか
 ・あくまで文楽の世界でのシェイクスピアであったと思う。
 ・表現としては軽い。古典には重さがある。それに欠ける、楽しくはあった。
 ・日本の古典芸能は日本人にしかわからないもので、成り立っている。
  わかるには数年かかる。
 ・伝統芸能は「音」が動脈となって形成されている。
  生き残ろう、残そうとして強くなった。
 ・日本式の「情」(思い、空気感、身体感)と「感情」(内なるもの)(西欧、特に
  キリスト教文化の心や感情)は一致するか。
 ・能は情を昇華させるベクトルを持ち、情を持って情を越えると言われる。
 ・人形は足がないが、情は濃い、なぜか(身体不然)
 ・能、狂言は足ばっかり。おまけに膝にためない。
 ・ストーリーを追わず、別次元で舞台をみる観方がある。
 ・自分の理屈を抜いて見る。まず入り込む。染まる。その方が分かる。

◆本日の磯貝語録
 日本の伝統芸能は共時性(今の楽しさ、広がり)と通時性(長い年月の重さと洗
 練とすごさ)とで成立している。

◆本日の感想
 大半の人が文楽の「テンペスト」の鑑賞発表であった。同じものについて、各々
 の見地で意見を述べ合う事の楽しさを感じた。と同時に非常に勉強になった。
 とても良い機会を与えられた。
関連記事