1月16日(土)歌発声特別
講座テーマ「中声発声を決める①」
[Ⅰ]ストレッチ(各自)
[Ⅱ]発声練習
①ファルセット
短音、長音、クレッシェンド、サイレンのように音を出す(個人チェック)
顎の関節が大切である。必ずゆるんでいること。
)顎関節に指が入るところの奥をひろげ、ゆるめる→発声
)前顎を後頭部に向かってゆるめる→発声
②中声域の発声(一人一人チェック)
・前後の意識を持って、後ろに引くように出す。むしろ後ろに吸い込む様に。
・前に向かってはいてはだめ
・右左の両奥歯より狭く奥に音を集める。
[Ⅲ]テキスト歌唱
・ペルゴレージ"Eija,mater,fons amoris"
・"Verdi prati"
①"Verdi prati"
・太い息にしない。喉を浮かせない。
・舌根を意識する。太く広く感じてはダメ
<舌骨、舌根のポジション、しくみについて解剖的説明>
②"Eija,mater,fons amoris"
)[a]で歌う
③"Verdi prati"
・五線内の音は薄くしない。左右は狭くする。
)はじめのGisの喉のポジションのまま歌う(2人ずつ歌唱+チェック)
・股割りの姿勢で両肘をついて[o]でうたう。
・両手を頭の上にのせて歌う
・下の歯を突き出すようにして歌う
→上記、重心を下げ上部をゆるめる
)8小節目~ (二人or一人ずつチェック)
チェンジのところで喉をかえない。同じ息で歌う。
)全員で
・胸、後肩などをベースにして、その上にやぐらをつくるようにして、肢体を
安定させる。その部分が響く。
・はじめの繰り返し、1回目歌い手が主張。2回目は弦楽器。
◆中声域をマスターしていく上で、何を調整していくか考える。
"Eija,mater,fons amoris"は現在の声には低い曲である。これをどう歌うか。
◆本日の磯貝語録
光に道があるように、声にも道がある。それをさがすのが聲道で具体的には
"発声法"だ。全ての"道"は求めすぎると必ず遠ざかる。しかし求めない所
には無い。
◆本日の感想
「中間音と低声部を充実させる」が今期のテーマ。楽器が違う各々の人に
合った方法で声づくりをする。みるみる音質が変わる。今まで無理だと思っ
ていた五線の下の声が使える声になれば、こんな有難いことはない。
2010/01/16 (Sat) 23:00