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伝わる声とことば(7/12)                     《ことば系》

7月12日(日)伝わる声とことば

講座テーマ「基本発声・呼吸」

[Ⅰ] ストレッチ―館林講師
・前回同様ゴムひもを使った二人ペアでの運動。
 向かい合って座ってゴムを持ち合って、片方がゴムを支え、もう片方が背中を
 意識しながら引っ張る。

[Ⅱ]基本発声・呼吸まとめ―磯貝塾長
・なぜ発声法や呼吸を繰り返しやるのか!
 ①自ずから自分の喉を壊さない。嗄声を改善するため
 ②安定した良質の声とことばをつくるため
・ほとんどの人が「口まわり」で音声を発し、言葉を実感している。
◎奥歯から少し奥の低い響きの人も多い。これはエネルギーが弱く、最近の若
 者に多い。⇒音声学言語でいうところの『劣化音声』といわれる。
・音声とは?=日本人は多くの場合「気持ち」としてとらえる(音としてはとらえ
 にくい)。
 気持ちとは? 文字通り「気」の問題。心と意味である。
・音を発すると、どこかにぶつかって返ってくる。その響きに実態を感じている
発散と共鳴・共感の複合作業である
・共鳴・共感を外に向かって行う前に、自分の中とらへたり、つくろうとしているか?
・最近の心理学等では感情の横軸の広がり、分岐に視点が移っている。
 (感情の高低だけでなく、同じ感情にも様々あるのではないかという考え)
・日本人は原因と結果だけを音声に求めがちである。
 中間的な、どんな音でどんな声でというものを重要視してこなかった。
 ↳よって出来る人にしか出来ないあいまいな音声言語人が多くなった。
・できるためには音を聞けるかどうか。(周波の微細な違いを聞き分けられるか)
・音を聞き分けるには自らの体をどのようにセットしたらよいか、するべきか?
 ↳まず、様々な声の発声を実体験をしてみる。(そのために磯貝メソッドでは歌を
 すすめている。歌唱は声の高低、強弱、息の流れを教えてくれる)
音を様々変えてみると自分の中で全く別のものが起きるのがわかる
・つまり、自分の出しやすい音調だけで出している人は、その音調にマッチした
 ものしか聞くことが出来なくなる。(好バンド帯のみの人生となる)
◎どれだけの音を持っているかは、正にどれだけの音を聴く力があるかである。
・日本は軍国主義の時代、ガリガリのダミ声でとにかく大声を良しとした。
 (特に男性)
 戦後それを嫌い、穏やかにしようとした。(NHKなど)

[Ⅲ]鼻腔共鳴法による音声の拡大――鼻腔・共鳴解剖図参照
(1)資料をもとに鼻の断面図を見て状態を学ぶ。
 図4-13、8下鼻甲介の位置をとらえられるようになるとナ行が出しやすくなる。
鼻がうまく機能する人は、軟口蓋の使い方がうまい。その人は喉頭の使い方
 がうまい。(喉の通気(発声)と共鳴率が高い)
・下鼻道は歯ぐきよりせまい。ナ行はその狭い場所を響かせる。
(2)鼻腔共鳴発声演習
・語音感よりも情報の量を現代社会は重視する。
(EX-1)副鼻腔を意識して音を作ってみる(ナ行:ナカノニワ、ナツハキヌ)
 口が横に広がっては副鼻腔は開きにくい。
・鼻腔共鳴として前回はファルセットを発声した。鼻腔に鼻が上がれば多く響か
 せられるようになり、より様々な音が出せるようになる。
音で聞く!とにかく手本となる音を出せるようになること。

◆本日の磯貝語録
 鼻がうまく機能する人は、軟口蓋の使い方がうまく、また喉頭の使うのがうまい。
 ◎俳優はスタンダードができる。それのおかげで別にとぶ。

◆本日の感想
 「良い響きの声を発する」ための様々なアプローチを学びました。
 良い声を自分で発し、それを良く聴き覚えることが重要だとわかりました。
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