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伝わる声とことば(10/11)                     《ことば系》

10月 11日(日)伝わる声とことば

講座テーマ「基本発語法① アーティキュレーション 母音・子音」

[Ⅰ] ストレッチ―館林講師
・首のストレッチ→背中→腰→腿の裏
・座った状態で足のストレッチ(足首・指)、足の付け根を動かし、骨盤をゆる
 める。
・足を抱える・足を伸ばすストレッチ。
・仰向けになって膝を立て、肩甲骨で、仙骨で、片方の足裏で、順に地面を意
 識してみる。
・同じように首で地面を意識する。実際に床にべったりは着かないが、喉頭を着
 けるイメージ。すると喉が開いてくる。

[Ⅱ]基本発語法① アーティキュレーション 母音―磯貝塾長
・太古の日本人は母音のみを使って言葉を発していた。後に子音が発達した。
・母音三角形。太古の母音は三音。後年増えた。
・中国から文字言語が入ってきて、一気に複雑化してきた。
 しかしその前からあった音声というものの影響も多大で、日本独自音になった。
・言語は文化であり、その地域で生きていくためのもの、道具を超越したもの。
◎言語は道具であるとよく定義されるが、この講座では一歩踏み込んで人の一
 部だと考える。
◎つまり言語はDNAにもともとあるもの!…ではないか?
◎言語は環境言語である。住んでいる場所、自然環境(温度)等により音調は
 変わってくる。
・日本においては、様々な環境や文化の侵略等で混ざり合ったことによって母音
 も増え、最大八つまでなった。(ex.ゐ、ゑ)今は五つ。
・DNAに言語が刻まれていると仮定すれば、様々な文化による言語の差異を越
 える、共通の音声が存在するのではないか。(※日本において)
・書き言葉と話し言葉が長らく違った日本だが、明治時代の言文一致の令や、
 その後戦争での兵の伝達言語の統一化の必要性から戦後NHKがやっと共通
 語を作り始めた。(標準語)
・言語は核音普遍的意味により成り立っている。
 が、個人の固有概念、固有音の差が生まれ、社会の中で揺らぎが生じて
 いる。
・共通語のためには共通音がなければ成立しない。
・パフォーミングアーツの分野においても、言語が問題にされてきたが、
 今なお、言語の根源にある共通性よりも表層の固有なものを重要視する考え
 が一般的だ。(相対思考)
・日本語の共通音のために調音点を定めた。(中心、芯、核等の考え)
 が、日本語はもっと色々あっていいとの反論と抵抗が存在している。
 日本は感情を音で表す習慣がない。
◎アーティキュレーション(調音、構音)
 まず母音は響きであるという認識を持つこと。
・テキストを参照し、母音の調音点を確認する。
・磯貝メソッドにおいては、まず核音を作る。
 それぞれ固有のものをいちいち作るよりも、核音を持っていることにより、そこを
 基調にして作る方が作りやすい。
・言葉は音である。常に音の意識を持つ。
・核音を言おうとする→そして出そうとする→さらには聞こうとする。
 音のためには意識をこのようにグレードアップする。
・思いで音を作らない、聴感で作る。

◆本日の磯貝語録
 ◎声とことばはコミュニケーションの道具という狭義のものより、人間そのものの
 一部である。

◆本日の感想
 日本の古代が「イ、オ、ア」の三音しかなかったことに驚きを覚えました。
 渡来人が「ウ、エ」をもたらし、その後8母音まで増やしたという。(今は5つ)
 世界中に通用する日本語母音の「核音」を作り上げたいと思いました。
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