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発声・呼吸基礎(1/12)                     《ことば系》

1月12日(火)発声・呼吸基礎

講座テーマ「日本語調音法 母音①」

[1]各自ストレッチ・トレーニング

[2]講座 (1)ことばの調音について:言葉の精度、明瞭度をあげる、5母音から
      はじめる。
 ・人が音をきいてよい音だとわかるようになること。
 ・弓矢のように先端が鋭く、遠くまで届くことばをつくる。
 ・母音の調音がしっかりしていないと子音調音はうまく行かない。
  同じ「い」でも違う音がある。正確に使い分けられるように。
  呼吸と支え、のどのなりをつかって母音5音をやりあげる。

(2)口と調音点(テキストP.27):
 音をあてる位置。あてた音が返ってきてひびきをつくり、その音となる。
 「調音点」舌のいちばん高い位置(母音五角形)を一般的には云う。
 ・舌の位置の感覚は訓練しないと不安定できまらない。
 ・舌を正確に動かす訓練
 ◎音をあてる位置を決めて舌を動かす、きめる。
  ことばを音からつくる、思いからでは不正確。
 ・声を出すことはのどを鍛えること。ことばづくりは別のこと、口跡をよくする
  など。
 ・声は口の中で乱反射し共鳴音になる。当たってはねかえる。直進性がある
 ・出す音の反射壁・点をきめる<「い」という音の基準の音をつくる>気持ちだ
  けでない音
 ◎「い」上あごの歯茎の内側に狭くあてる(「い」の反射調音点)
  やわらかい舌でなくかたい硬口蓋にうまくあてるにはどうするのがいい。
演習1:母音は歯列内側でつくる、外側の音は無効(いい音でない)
 ・「あ」は種類が多い、「う」いちばんむずかしい、「え」音が少ない。
  「い」の場所を舌で確認する(舌、あごの形、運動性によって場所がちがう)
  いい音が出る場所をさがす。次にいいひびきになる出し方をさがす。
 ◎「ことばは何のためにあるのか?」①他人に伝えるため②自己確認のため

Ex-① 自己確認の「い」を出す=自分が「い」と言っていると感じる音
 ◎自己確認のためには”シャープな音”をつくる、自己認識が明確になる。
  それと他人に伝えるための音は違う。それぞれにちがう感覚をもつ。
  自分のためのことばエネルギーは小さくていいが、シャープないいものをもっ
  ていたい。
  自己確立する。自分だけの価値観をつくる。自分の中でプライドをもつ。
 ◎出した音をよくきく感覚を研ぎ澄ます音の良し悪しを判断する
  自分で自分を律する。出す前の構えから感覚をとらえる。全身の感覚
  自分に必要な最高なものを毎日プレゼントする。五感を鍛える

Ex-② 他人に伝えるための音「い」を出す→ききながら出す
 ・きく人に届けるために最高のものを用意する。具体的な作業をつかまえる。
  →「い、い、いー」をつくる×3回。やり過ぎると感覚がまひしてよくない。
 ・音の精度をあげる。濁らない。雑音すくない。好みとはちがう。
 ・自分の楽器でいちばんいい音を出す方法をみつける。趣味や好みぬきで。
  声帯への圧力、口の中での反射のさせ方、音調が一定、反復できること。
 ・いい感触のほうが残る。それを忘れない。
  口の形、舌の形、あごを動かす筋肉、声の素、スタートは声帯にある
 ・のどを鳴らす(やりすぎない、やりすぎると悪くなる)
 ・伝える先をきめて、正確に出す。
 ・少ない回数で音を正確に出す方法をみつける訓練をする。
  声ができてから、しゃべりの訓練をする。まずいい音を出す、きく。

Ex-③ 母音調音テキスト(i)段の発音練習
 ・のどを指でさわって、のどの実感をもってやる。
 ◎お手本、サンプルがあることが調音には重要。音をまねる
 ・いい音をきいて、なぞる、きいた音をそのまままねる
  悪い音はまねしないほうがいい
  悪いものはおぼえない、いいものはのがさないことが重要。

◆本日の磯貝語録
 調音とは:自己確認のための高品質でシャープな音と、他人に伝えるため
 の正確で高エネルギーの音をつくる。
 出すためにまずきく(受ける)。言葉を思いからでなく音からつくる。

◆本日の感想
 各々の個人のことばの精度を上げるための調音のレッスンで年が明けました。
 はじめは母音調音でした。
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