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発声・呼吸基礎(11/3)                     《ことば系》

11月3日(火)発声・呼吸基礎

講座テーマ「口腔共鳴法」

[1]各自ストレッチ・トレーニング

[2]講義「語音感と舌:共通音にむけて」と舌の演習
・鳴った声がどこまで届くか(呼吸・ささえ・息の力による)
◎息を出したい音の位置までもっていく
 息をどうやって届けるか - 舌の位置による
 胎内にいるときから母親の声をきいて育つ
 DNAにも組み込まれている、言語化できる、音を覚え、発する
 舌の位置・音の関係を生まれる前から知っている
 生まれた環境できいて調整する
 生まれた場所以外の音を出すときにどうするか
共通性の高い音、感覚をもつ音感語音感(意味以外のもの)
 ・音は共通のものをもちやすい、意味以前の共通をつくる、音の共通感
 (「赤」という共通の感覚があるから、いろいろな「赤」が存在できる)
 ・音を近感覚でとらえている、意味がわかれば、漢字がわかればいい日本
◎音の共通感のニーズが少ない日本。共通音感の精度が低く雑
 ・楽器の音には共通音感があるが、日本人の語音感は共通項が少ない。
 ・方言、地域語、会社語でなく、誰でも通じる日本語を育てたい。
語音はあなたの心の感性である(意味だけでない、声を出す意味)
 声は感情をその場で一瞬で共有できる。現在その共有率が低い
 共有できる音、心から、それぞれの心を育む
 そのための声、音は共通である必要がある。
 舌が音を作っていることを再認識する。舌をどうするとどういう音が出るか
 ・喉は生命の弁、そこで発生した音が鼻腔、口腔などで変化する
 感覚器官は傷つけたら復原しない(疲労は回復する。傷つける前に止める)
◎音は倍音成分が豊かなほうが心地よい。聞き易い、遠くへ届く、良質
◎雑音のない、ひびきのある、いい音をききわけるボーダーラインを持つ:音感
  がある
 ・音の統一感をつくる(お経やミサ曲など音楽)
 ・日本語・五母音(安定音、共鳴音、母音率が高い)ひびきのことば
 ・語音感が増せば、心の問題にいきやすい、心に通じる
 ・音は自分でコントロールできることを知る、音の場所はきまっている
 ・舌の位置をその場所にもっていけば、その音が出る「S,D,N,L,T」
◎舌が下顎とはなれる。舌先を上顎の前歯にあてる、はじく
 (下唇を舌の歯からはなす。口はたて口で、下顎は動かない)
 ・舌をはじいた音が口の中でひびく、はじく位置を変えると音階が変わる
 (声以外で口の中をならすようにしつこく子音を出す)
 ・気持ちから音を出すと不鮮明な感情がそのまま出る。
 上顎の中心線を舌先でなぞる(舌をいろいろ動かすのはことばにはあまり有効
 でない)

◎言葉づくり、言葉さばきに必要な舌のうごきは、いくつかのパターンに分かれ
 る。舌は多重・多様な変動態のため、”この音はこの動きでこの形”と決めると
 語音の精度、安定度が増す。その判定は自分の持つ音感である。

◆本日の磯貝語録
 ・人の言葉の音は舌でつくる
 ・語音は心の感性である
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