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発声・呼吸基礎(2/16)                     《ことば系》

2月16日(火)発声・呼吸基礎

講座テーマ「日本語調音法 子音③」

[1]個人テーマによる体づくり操体

[2]講義:両唇破裂音
・上顎子音:「N、L、D、T、K、G、Y」/下顎子音は日本語にはない。
 日本語子音は、1子音+1母音で必ず1音節をつくる。

(1)下顎の開け方
①下顎をおろす(上顎を使って、上顎はおとさない)/横口
舌を浮かして、舌先をどこにもつけない
 イ)口角を横に引く
 ロ)下顎を下ろす
・舌を泳がせないで、止める(そこからいろいろなところに舌先をあててみる)
◎舌を浮かして、舌先をとがらせて、舌を後退させる
 (舌骨でやる、舌小帯でやる)
・舌を前後させる、声を出しながらやる 「エ」←→「ア」のような音が出る
・舌を細くしたまま「オ」を出す(平舌だと音が舌面に広がりすぎ、不鮮明音)
舌を細くして舌を浮かせて舌を後退させて、「オ」というひびきを出す。
・日常生活と違う音を獲得する(日常生活でも使うと違った実感が得られる)
いいひびきの音のほうがよく伝わる、自分にも良く分かる
・ひとつひとつやりあげてから次へ行く。

(2)音声言語と自己実感
・口のどのあたりをひびかせると、有効音か?自分の口腔で探しあてる。
・うがいをしているとき、頬はゆるんで、やわらかい
頬の内側をたたくようにひびかせる
 上顎の音声の完成には頬の内側や奥歯のうしろまでひびかせる。
頬の内側をよくひびかせる口の形、舌の位置をつくる(鏡で見る)
(音を漏れなくひびかせる口の形をみつける)
みんなが納得するひびきの音を出した自分の身体実感を掴む。
音に感情があり、その音に意味がある、その音を持つと心や頭が動く。
・口の中がひびきはじめると、喉がよく鳴るようになり、またひびきがよくなる。
・その音が自動的につくれるように、喉と口のセットをつくる(クセをつける)
・今の「気持ち」をそのまま音にする。その音から聞き手は類推する。

テキスト:「民主主義」「気持ちいいー」「私の手の指のアカ」→音から実感する。

・身体の実感を音にするために、まず、身体の実感を実体化する。

テキスト:「私の歯は虫歯だらけ」

(ことばさばき、音さばきのレベルが低いと、実感より推察になる)
◎「実体のあるもの」→「実感ある音」にして発する。でないと「概念化」する。

テキスト:自分が快く、実感できる音にする「私」(ワタシ)

 自分自身のことを明確に理解できなければ生きていくのが大変
 自分の血に関係のある人の名前を明確に言ってみる「私の母は○○です」
 自分の名をはっきり言える(親、母国、etc. てれないで、本気で言うこと)
 自分自身に強権的であること→自分が守れなければ、他人は守れない。
生きるために声を出す
 生の実感の乏しい声の言葉は、本人にも他人にも力無い。
・同じ人間はひとりとしていないから、必死に共通項をつくり、
 信頼を持つため言葉を持った。
・まず自分が納得し、自分に責任持てる声と言葉を持つこと。
・舌がダランとしていると、リラックスしすぎて、自分を把握し納得出来ない(脱自)
 舌のコントロールは自己コントロールのはじまり。
 (生命、生きるため、人間の根本)
・自己確認は身体実感から。(運動脳をきたえ、頭とうまくつなげる)
 生命を実感する生き方。(喉と舌の一体感が充実感を生む)
 頭の機能がその回路をつくって、それを覚えるとできる。
 知能的欲求で生理的欲求を機能的にしていくと反射で生きられる。

 ことばも最低限反射でできるようにする。(声は私自身、実感、欲求である)
 自己紹介できる、身体状態、精神状態、音声状態でいるとよい。

(3)母音調音のおさらい
 「イ」「エ」「ア」「オ」「ウ」の音をつくり、ひびきを共有する。自分ももちろん聞く。
 一緒に考えてもらう、いっしょに感じてもらう、承認してもらう。
 自分できかない音は他人もきけない。焦らず、落ち着いて。

≪実態感ある言葉つくるには≫
①アゴが弛んでいること。
②鼻が通っている(開いている)こと。
③舌と喉が無駄に脱力していないこと。
④舌が下顎から離れて(浮いて)いること。
⑤舌先が尖っていること。(平舌は良くない)
⑥口唇、頬、下顎の筋肉が、無意味な弛緩をしないこと。(構え)
⑦喉が降り、口の奥が空いていること。
⑧声を口から吐き出さないで、口の奥と喉で実感すること。
⑨聴きながら話すこと。

◆本日の磯貝語録
 ・意味ある音が、言葉であり、音楽だ。音が不純であれば、意味も不明だ。
 ・誰かができたら、自分もできる。誰もできなかったら、自分が最初にやる。
 ・同じ人間はひとりもいない。必死で共通・共有をつくり、
  信頼を持つために声の言葉をつくった。

◆本日の感想
 口の中の響きを高くすると他人に良く聞かせられるだけでなく、
 自分も実感がすごくあった。
 いつも喋っているのは、あれはつもりだったんだと分かった。
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