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伝わる声とことば(6/14)                     《ことば系》

6月14日(日)伝わる声とことば

講座テーマ「基本呼吸・発声法③」

[Ⅰ] ストレッチ―館林講師
・体の各部位をそれぞれほぐす。
・座った状態での前屈―①足を組んで、②片足を前に出して足首フレックス
 ③足を横に伸ばして
・ペアを作って、一人が肩幅くらいにヒモを持って、もう一人がヒモを支える。
 この状態から背中を使うように後ろに引っ張る。
・同じように頭の上にヒモを持って引っ張る。
 これを各10回ずつ行う。

[Ⅱ]基本呼吸・発声法―磯貝塾長
・発音文字が日本語にはない(カタ仮名以外)ので、声と共鳴とを分けて考えな
 ければならない。
・発音と発語、発声などが日本語においてはごちゃごちゃである。
 各個人の子音の使い方も、人によって様々。わが国においては語音の規範が
 ない。
・日本語は音の違いで内容を表すよりは、文字の違いで表す。
・我々は日本語が本来持っている流れのようなもの、その特色を他の言語と比
 較して表すことができない。
・日本人はパブリックな言語(記号的)と情動言語(思い的)の二つがかけ離れ
 ていて、一向に近づこうとしない。
・記号と記号の羅列に過ぎず、それらをつなげる助詞や助動詞などのより人間
 的な部分が未熟であり、発音できない。
・そもそも日本人は人間の発する音に対して好意的でない。
 人間の発する音を情動的にしかとらえない。
・音声を音としてとらえると楽になるのに、それができない。その音が自分にとっ
 て有利か不利かということを判断してしまう。→情動判断
・前頭葉(使命感)脳幹(本能)
 ↳前頭葉を常によく使う生活の現代人は、それが肥大化することにより脳幹が
 圧迫され、欲を発覚したくなる。
 音声は本来脳幹でとらえるものだ。
・音声は喉。横の世界ではなく、縦の世界、前後の世界だ。(波と時間)

[Ⅲ]共鳴
(1)頭声①―ファルセットとハミング(鼻腔共鳴)
・鼻腔共鳴がわからなければそこでしゃべっている人の気持ちがわからない。
 文字面でなく意味を取るには、その声と状態がシンクロすることではじめてわ
 かる。
 受けるためには出せなければならない。
・ファルセット(嘘声)→裏声、はじめは1オクターブ上の声で作る。
 首の後ろに当てるように。鼻にも響いているのがわかるはず。
・ハミングで鼻腔共鳴を作っていると、普段の言葉でも高低がつけられる。
(2)咽頭共鳴―口腔の後部壁の響き。→口声ともいう。
・奥歯を意識してその奥を開ける。その奥に軽く流し当てる。はっきりした音。
・自分の音をどこで響かせるかによって感情が変わる。
(3)胸声―前胸部共鳴
・様々な音声を持つ人々が様々な音声で表現する。それとシンクロできなけれ
 ば、ただの個々の独特なものになってしまう。
・ファルセット、ハミング、口声、胸声などの位置でも高低を作れたらよい。

◆本日の磯貝語録
 ◎様々な音声(言語+人間情報)を感受するためには、受ける人がすでにそ
 の多様さに感応できるように、多種発声が可能となっていることが必要である。
 発声法は発するためだけでなく、受けるためにも必要である。

◆本日の感想
 声を研ぎ、声のバンドを拡げるのは、多くの声を聞く力、その人を理解する力に
 なる。今までは話すためのことばかり考えていた。これはやはりすごいことだ。
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