講座テーマ「プレゼンテーション③ 演習」
[1]体ほぐし、体感調整(佐藤助手)
(1)立位、上肢伸展、関節柔軟。
(2)首頚部、顎、喉頭部、柔軟・伸展・旋回。
(3)上肢中心取りのまま、左右膝旋回、腰部旋回、全身旋回。
(4)股割り、屈伸、左右ひねり、丹田呼吸
(5)立位、上肢ロールダウン、左右ひねり、ロールアップ
(6)座位、膝折り足裏合わせ、上肢前屈、左右ひねり伸展。
(7)上向寝、膝折り足裏合わせで、丹田の円旋回(骨盤)。
[2]呼吸の復習
・強い声を出す為には、呼吸が大事です。(呼吸の力で、ノドに空気を流す)
・声帯が疲れると、頭脳がまわりにくくなる。
・体の側腹部を伸ばしながら、アゴの下を使って、首を回す⇒すると鼻があい
てきます。
EX‐1 イスに座って、丹田出し入れ運動と呼吸運動
⇒丹田を出して、さらに空気を吸って、下腹を張る。頂点まで出したら、吐き
ながら丹田をお腹へ引き込む。
(腹呼吸を使い、最大呼吸を行う。)
・呼吸をしすぎると特定の部位に血液が集まり、酸素欠乏をおこすことがある
ので、注意。
・「上がる」状態になったら、丹田をおろして呼吸をすること→深い呼吸
・日常の口呼吸では、“楽”だが、エネルギーがひくい、そのため深い呼吸を
覚えること。
・プレゼンは、発表時よりも、質疑応答が大切である。その時、日常の自分声
や自分語で話してはだめ。そのための自分の素材性が高まっている必要が
ある。(体の準備が必要)
↳「呼吸」をしっかりやる。(頭脳と精神を明晰にし安定させる。)
・座って最大呼吸が出てきたら、立ってやる。
EX‐2 立ち呼吸⇒片足を少し前に出して、両足を広げて、丹田の出し入れを
行う。
[3]声の復習+母音調音練習
EX‐3
・「イ」「エ」「ア」「オ」「ウ」
①口の中の空気の当てる場所を正確に。
②下アゴオトガイと下口唇の構えをしっかりと決める。下口唇は少し前へ出
す
③調音点の音を更に口の中にしっかりと響かせる。
④広い音にしない、するどく。
⑤「ア」は全員、暗い。もっと明るい音が必要。
⑥「ウ」は、口唇を細かく丸めすぎない事。必ず、口の中の響きをつくること。
◎Aさん
・「ア」 舌が下アゴにつき、明確ではない。
・「ウ」が上に当たっていない。
◎Bさん
・「ウ」⇒口唇で作られている。
・子音がついたらNGな母音である。
・頭で考えるくせがある。
・口の奥で狭く出す事(母音)。
・下アゴにおとしたり、流したりするくせあり。顔相も悪くなるし、音も暗くなる。
鏡も使い、口の形、眼、そして口からでる音を良く見て、修正すること。
◎Cさん
・一呼吸で、3~4回繰り返す。
・点にすること。「イ」「エ」「ア」「オ」「ウ」
・上下にうなずくくせがある。
[4]プレゼンテーション(3) その声とことば
・「声」と「言葉」が出来ていることが前提となる。全ての文も良く通る声、しっ
かりした言葉が必要。
EX‐4 今日やったことで、一番印象的な事を発表。(声と言葉をチェック)
Cさん 首とギャップ
Bさん 舌の使い方、上アゴに響かせる。→自分に向かって喋っている。
Aさん 混乱していた事が、解決しました。→全方位に出すと伝わらない。
焦点を決めて喋る。
◎何としても、良く通る声、はっきり分かる言葉が第一条件です。
◆本日の磯貝語録
プレゼンテーションは、正確に準備した内容を、しっかりした良く通る声、
はっきり分かる言葉で伝える仕事です。やはり声の力が第一でしょう。
◆本日の感想
自分自身では見えない内容を感知していない“クセ”が、いかに多いかを思
い知りました。
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