講座テーマ「プレゼンテーション演習①」
[1]ストレッチ(佐藤助手)
①両足を軽く開き、指を組んで手首を回す。手を伸ばして、手首を折って伸ば
す。
②腕を真横へ持ってきて、片方の腕で押さえて伸ばす(左右)。
③手を上へ上げて、片方の手首をつかみ、横へ倒す(左右)。
④肘を折って、反対の手で引く(左右)。
⑤両手を上へあげて、上方へ伸びる。
⑥股割り→肩入れ→両手を床について上体をたおす。
⑦壁に手をついて、腰から折る。背中を下方へ入れる。
⑧壁に後ろ向きになって、後ろへ腕を伸ばし、壁に手のひらをつける(左右)。
⑨左手を壁につけて、右手で右足首を掴んで、持ち上げる(腸よう筋)反対も
⑩アゴをあけて、マッサージ。ノドをあける。軟口蓋を引き上げて、舌を前に出
したり、引いたりする。
⑪口を閉じて、歯を軽く閉じて、唇を動かす。舌も動かす。
⑫後頭部に両手をのせて、首を前に倒す。左右に少し傾ける。
⑬首を軽くまわす。盆の窪をマッサージする。頭骨をまわす。
⑭下アゴを動かす。左右、前後。
[2]呼吸・発声・調音(磯貝塾長)
(1)上半身の中心感覚をとる。
・丹田、鳩尾、笛と中心をつなげてゆく。
・背骨から首までラインをつくる。背面の中心感覚をつかむ。
・顔は笛から、アゴ、口、人中、鼻中隔から頭までをつなげる。
・顔面中心感覚をつかむ。
・手を顔面中心位に立て、左右片目づつ開けて、目がどこまでカバーしてい
るか探る。両眼視の中心位置をつかみ視野中心線をつかむこと。
・鼻の穴と耳の穴をつなげる。人中から鼻中隔から耳の穴へつなげる。
(2)呼吸(丹田)運動の手仕草復習
・丹田と手を連動させて、出し入れをする。<手と丹田を連動させ呼吸する>
・全身の呼吸は脚を使ってする。
(3)母音調音の手仕草
・ノドを降ろして、喉頭原音を確認する。(声帯振動)
・「イ」・・・上アゴから後ろへ。後ろから手仕草で中心に向かって出す。外へ向
かって。
・「エ」・・・下アゴから後ろへ向かって、手仕草を使って出す。真ん中を使って
出す。
・「イ」「エ」を連続して交互に。
・懸壅垂を鳴らす。もとはシャープにして、余計なものを鳴らさない。
・「ア」・・・ノドから奥を通って前へ出す。
明るい「ア」と、暗い「ア」
下から上へつくる。上から下へつくる。響きが違う。
◎真ん中のシャープなポジションが分かっていると、崩してキャラクターをやる
のは簡単。
◎ポジションを覚える。
(4)子音調音手仕ぐさ法復習
・「P」・・・破裂音。
真ん中の唇の反応。Pという音が母音のaを壊そうとする。
それを先端でやる
・「B」・・・破裂音。
奥から前へエネルギーを持っていく。
・「M」・・・唇を3等分する。
真ん中の点から少し広げる。
「鼻音」…鼻の幅でつくる。
◎形で覚える。なんとなくやらない。
◎子音はシャープでないと伝わらない。
・「W」・・・唇音。
下唇の構えをつくる。
狭くしてやる。口角は閉じる。
奥から外へ出す。
唇が鳴っているという実感を持つ。
◎あなた独特のやり方では他人には伝わらない。
[3]プレゼンテーション概論と方法
・プレゼンテーション・・・基本は説明。アメリカの広告会社からはじまる。
広告主を説得して「いいよ」といわせる儀式。
(1)プレゼンテーション(Presentation)とは
→提出、呈示、説明(Exposition)
〈社〉事業計画、作業計画の提案、説明。
◎物事を行う主旨(意義)、方法、手順、諸条件(経済・人 他)
↓ ↓ ↓ ↓
ここの「なぜ」が不明確だと 日程など 予算 どういう人か、何人か
成立しない。明確にする。 手当ての仕方 など。
・経済と人までが提示されて責任。責任まで提示されてプレゼンテーション。
(手法や方法が先走っても空回りして、実質的効果を得にくい。)
(2)なぜ、この企画or事業が良いのか明確に伝える。
例・・・今日的意義・他との比較、他。
・つまりは「良さ」を訴えることができるか。重要なのは明確さ。
・他人に分かるようにするのが明確であって、自分なりに分かったことを表明
するのは、明確ではない。
◎客観的な明確をつくる→理解を得る。
・推定でものを言わない。
・総意を得る、説得する、その方法を考える。
余談・・・聞き手の問題として話を提示すること。レジュメや、レポートなど、文
字の資料を欲しがって、話を聞いて理解しようとしない。
◎伝える能力・・・聞きやすくする。
①情報を多くしない。
②簡略化
③良い声、明瞭な言葉、大人の態度
◎人間の魅力
・プレゼンターの人的能力が一番重要(野口悠紀雄)
・チャームポイントを見つけ出す(日本人は苦手、逆は好き)
・確信を持てることを言う。あいまいにしない。
<宿題> 発声&話し方講座を宣伝する。
・客観的に講座のことをあらいだす→目的、方法、特徴etc...
・目的は、認知、勧誘。
・条件は、講座説明会に集まった人。
・プレゼンテーションのヒント
・何をやったか、何を獲得したか、何の疑問があるのか。
・発声&話し方講座の発声とはどういうことか。
(発声話し方と、話し方発声との違い。)
・自分にとっての良し悪し、動機、辞めない理由。
・どんな人(どんなコーチ、あるいは受講生はどんな人か?)
◎講座を客観的にみて、宣伝してみる。
◆本日の磯貝語録
あなた独特のやり方では、他人に伝わらない。
◆本日の感想
言葉(音声)は、体外に向かっていなければ、相手に伝わらない。
響き率を上げ、明瞭度の高い母音、子音の手仕草構音法を行いました。つ
もりでなく、確かに自分のものにするために、大変具体的で、有意義な時間
でした。
- 関連記事
-
- 発声&話し方(2/27) 《社会人系》
- 発声&話し方(1/30) 《社会人系》
- 発声&話し方(1/16) 《社会人系》
- 発声&話し方(12/12) 《社会人系》
- 発声&話し方(11/28) 《社会人系》
- 発声&話し方(11/14) 《社会人系》
- 発声&話し方(10/31) 《社会人系》
- 発声&話し方(10/17) 《社会人系》
- 発声&話し方(10/3) 《社会人系》
- 発声&話し方(9/19) 《社会人系》
- 発声&話し方(7/18) 《社会人系》
- 発声&話し方(7/4) 《社会人系》
- 発声&話し方(6/20) 《社会人系》
- 発声&話し方(6/6) 《社会人系》
- 発声&話し方(5/23) 《社会人系》