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セリフの技法(6/25)                 《ことば系》

6月25日(木)セリフの技法

講座テーマ「セリフの身体⑥ 声と身体:語音感」

 各自ストレッチ

 「語音のわずかなちがいと読み分け
 ・歳をとることで、自分の身体の感覚やバランスが崩れることについて。
   →ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの例
 ・その国の言語(特に芸術言語・表現言語)について。
  ことばは「ここに戻れば大丈夫」という幹がないといずれ消滅してしまう
 ・自分にとってベーシックな日本語の音を持つべきである。

EX-1
<サンプル1> あ、ア、安、阿 ← 一般的には全ての発音は“a”だが、ことば
                     を扱うものとしてこの4つについて
                     それぞれ違う音を持てるか。
        い、イ、似、伊

EX-2  ・実際に音として出してみる。
音の使い分け(同字異音)、読み分け
<サンプル2> 「いいきもち」
         「イイキモチ」  使い分けてみる。

  ・「マイ・フェア・レディ」でヘップバーンが労働階級と上流市民を演じ分け
   た時、方法論を聞かれた際、「舌の使い方です」と答えたという。
   キャラクターには、それぞれが持つ口の形が必ずある。日本の伝統芸能
   でも殿様は殿様の、太郎冠者には太郎冠者の形がある。

EX-3
<サンプル3>「インチキくさい」
        「いんちきクサイ」 読み分けてみて、各自どうだったか?何が変
                    ったか?変えたか?

・人が聞いての判断が大事なのはもちろんだが、その前に自分の中で、何を
 変えている のかを確認するのも大事。(自己の抽象変化を確認する

・サンプル3を読み分けてみて、各自どうだったか、何が変ったか、変えたかを
 発言しあ ってみる。

・音を持って聞き分ける力が必要。語音感を育てる
   ↓
 と同時に、聞く人がわかる音(響き)を出すこと。

・“書いてある文字”を見た時、絵が出てくるよりも、音が出てくる方が俳優とし
 てはいいと思う。(語音イメージ→声イメージ→音イメージ)

EX-4 ウィンザーの台詞を使って、実践してみる。
     ↓
・喉から上しか使っていない人が多い。腹まで下ろしてほしいし、その音に見
 合った状態がある。そこに持っていく為に、喉を開けて横隔膜を下げる。

・語感(語音感)を持つ必要がある。

・自分の出した音をしっかり聞くこと。こめかみの骨洞部分で聞く。 

◆本日の磯貝語録
 文字を見たら、音が思い浮かぶってグループになったら、芝居はもっと面白
 くなるだろうね。
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